〇〇になりたい

子どもの頃憧れていた職業って、なんでしたか?
アイドル?それともスポーツ選手?ケーキ屋さんとか?
「このワシがそんなカワイイことを言うんか?と思われた方はぜひ続きをご覧ください。

目次

最も古い記憶によれば

私の記憶しているかぎり古い記憶をたどれば、人生ではじめて憧れをもち、「なりたい!」(就きたい)と思った職業は絵本をつくる人

もっとも、子どもにとっては図書館と書店の境目が曖昧で、図書館や書店のバックヤードで本がつくられていると信じて疑わない子どもだったので、その「絵本をつくる人」が作家なのか、編集者なのか、書店員なのか、司書なのかはすっかりわかりません。

けれども、絵本をつくる人はきっと世界を豊かに、しあわせにしているだろうという根拠のない確信がありました。
いまでも、ちょっと思っています。
ここのトモダチと絵本つくったら楽しいかなあ。それはさておき。

絵本を読む子ども
どこでも絵本を携帯したい子でした

どんどん目移りする

誰もが経験することだろうと思いますが、私も例にもれず、成長とともに「就きたい職業」がめまぐるしく変化していきます。
忖度につぐ忖度。子どものうちから、なんでこんなことおぼえちゃうんだろう。
この変遷はまあまあ忖度の歴史だと思っています。

ワシの就きたかった職業一覧。

忖度エディション

  • ケーキ屋さん
  • お花屋さん
  • 歌手
  • 歯科医師
  • 科学者
  • 検察官→裁判官→弁護士

本音エディション

  • 絵本をつくる人
  • レーサー
  • パイロット(ヘリコプター→国際線の旅客機)
  • 「地球の歩き方」をつくる人
  • 陶芸家
  • 書家
  • ゲストハウスの管理人
  • コピーライター

夢の中で目標達成

数日前のこと。

いつものように気持ちよーく夢をみていたようで、ワシはコックピットにいました。

コックピット
この右側に座るワシ。かっこいい!

管制塔と通信して、ええ感じのお天気。視界もクリアでReady to take off……

ああああ!忘れたあァァァァァァァァ!

お偉方(たぶん機長)があわあわしています。
いや、どーすんの!離陸していいの!?いけないの!?どっちなん!?!?

あああああ!人生の!おわりダッ!!!

人生おわるくらいだったら止まりますね!

止まるなあァァァァァァァァ!

え?人生終わるんですよね?どーしろっていうの!

あああああ!もーだめダッ!

怒るオランウータン
さあ皆様、エアメンチのお時間でございます。メンチ切り!

機長は何に「詰んだ」のか

なんと、機長と思しきその方、なぜ人生終了と思ったかというと、これから17時間のフライトだというにもかかわらず愛息の誕生日プレゼントを買いそびれたというのです。

そりゃだめだよぉ!

なにを思ったかというと、ここからが夢のなせる業で、ひこうき雲でお誕生日おめでとうのメッセージを描き、
オアフ島の上くらいでなぜかプルメリアの花吹雪が機体めがけて飛んできて、それと雲とでお誕生日ケーキをつくり…

離陸して本当によかったんですか?

尋ねると機長は

よかった。いいんだ。これでいいんだ。
これが私の夢だから―

ちょ!!!ええようにまとめようとしたろ!!
あなたさっきまでお子さんのお誕生日、ど忘れしていたじゃないの!

夢と「夢」

ところで、「就きたい職業」のことを「夢」と言ったりしますよね。
「将来の夢」を問われて、なぜか日本では「就きたい職業」を答える子どもが多いのは、昔からあること。

その「夢」と、睡眠時にみる「夢」―
まるでその結びつきを紐解けと言われているかのような夢でした。
(日本語ややこしくてごめんなさい)

私には夢があります。
それは、できるかぎり穏やかな気持ちで死にたいということ。

世界のためにとか、次世代のためにとか、立派なことを言えない自分が悲しいけれど、そのくらい自分勝手な人間です。
記憶が薄れていくならばそれでもかまわないし、医療や介護の業界にいたので、いろいろな人の死に方にも触れてきました。
研究者時代の研究テーマでもあったのですが、それはまたの機会に。

どんなふうに死にたいかを考えたら、生き方が変わっていったというとおおげさですが、逆にシンプルに生活するようになってから、こんな気持ちになったのかもしれません。

そう思うと、夢を「職業」とか、一定期間の将来像なんかにとどめるなんて価値観がどこかにいってしまったのです。

就きたい職業って?

子どもの頃描いていた「就きたい職業」には就けないまま大人になったけれど、それで不満足かといわれれば、まったくそんなことはありません。

私のいまの仕事といえば、PRとか、マーケティングとか、記事の編集とか、ブランディングのお手伝いとか…よく考えたら、コピーライターになりたいというのは、専業ではないものの、叶ったことになりますね。
職業とはなんなのかすら言えない、ある意味情けない大人になりました。

もしかすると、私がいましていることは、「絵本をつくる」ことに似ているのかもしれないとか、思わなくもない日々。
だって、変人の集まりトモダチと会話しているそのものが、もう物語で。
これ需要ある?と思いながらも、思い思いにページが追加されていく日々。

ワシ、いま絵本つくっています。まるでそんな気持ち。そういうことにしよう。

今日はここまでにしといちゃらーーー。


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この記事を書いた人

寝言と寝相がフルスロットル。
記事の書き終わりには独特の独り言を吐く。
以前の投稿内容はだいたい夢の中身だったが、歳のせいか夢見が減ってきたので最近は夢もへったくれもないことを書いている。
一人称が時々「ワシ」になる、実はバイク乗り。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 本は本でも絵本は「読む」という表現はあまり使いませんね。
    絵本は「見る」。
    夢も「見る」。
    絵本から見る夢もあるでしょうし、夢の中で見る絵本のような世界もありますね。
    ページをめくるのが楽しみです。
    で、で、次のコラムはいついつ?
    今日?明日?
    楽しみ~~。

    • !!タダさん鋭い!
      見るのが好きなのかもしれません。

      次のコラムですか?
      夢、しだい〜

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