無駄な抵抗はやめよう!

とあるラーメン屋さんに貼ってありました。

会社を創って、現在はそれなりの規模に育てあげた経営者も、その昔、倒産した経験や大病を患って生死を彷徨ったことがあるというような話、聞いたことありますよね。

倒産とか大病までいかなくても、なにかしらの危機的状況を乗り越えたひとは人間力とか器が大きくなるといわれます。

なぜ、危機的状況を経験すると人間が成長するのでしょう。

僕は、無駄な抵抗をやめるからじゃないかと思ってます。
(抵抗できなくなるからとも言えるけど)

誰でも、危機的な状況が起きると、なんとかしようと必死で頑張ります。

それで乗り越えられたらいいけど、がんばってもがんばっても好転せずに追い詰められると、最後は諦めるしかないとか開き直るしかないという時が来る。

そして

なんとかしようとするのをやめた時(やめさせられた時)、事態が好転したり、違う局面になったりするということが起きる。

なんで、そんなことが言えるのかというと、僕自身、大企業を経営したり大病や大事故の経験はありませんが、会社を潰した経験があり、それなりに悩みまくった経験があるからです。

初めて飲食店を経営したとき、なかなか売り上げが上がらなくて試行錯誤してたときも、「閉めるしかない」と諦めかけて、どうせ閉めるならと開き直って自分の好きなことをやりまくってみたら流行りだしたという経験もしました。

会社が危機的状況になったとき、助かりたい一心で、マーケティングから心理学、自己啓発、スピリチュアルと、ありとあらゆる本を読んで「解決策」を探そうともがいたこともあります。

無駄な抵抗をしまくっていたわけですね。

その後、心が折れてしまい会社を潰してたのですが、僕が想像していた「世界の終わり」のような状況になることもなく、むしろ様々な気づきや出会いがあり現在に至ります。
(当時の関係者のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです)

気づきと言えば、悩みまくると自分について深く考えるようになり、ひいては人間や世界や宇宙(ひとによっては神様とか)について考えるようになるという経験もしました。

自分ではどうしようもない(原因は自分にあるとしても)ことが起きると、なんでこんなことになったのか?について嫌でも考えざるおえなくなります。

最初は、己の不遇を呪い、誰かや世間といった外部にその原因があると考えたりもしますが、いよいよ追い詰められると、自分自身について考えるようになり、そもそも自分はなんのために生まれてきたんだろう?という哲学的なことなんかを考えるようになったりもしました(経験者談)

僕の場合は、そういうプロセス(悩みまくってる時ですね)で、たまたまいくつかの性格診断テストのようなものを受ける機会があり、だんだん、自分が空回りしてる理由がわかってきました。これは、いまも自分の中で進化していて、現在の仕事にすごく役立っています。

話を戻して

そのうち、自分の力だけで生きてるんじゃないという当たり前のことに気づいたり、僕たち人間を超える存在について考えたりするようになるのですが、そうなってくると最初の悩みとか小さなものに思えてきちゃうんですよね。

いまになって振り返ってみると、普通に(ある意味幸せに)生きてる人は、自分について深く考えることって少ないと思うので、貴重な経験をさせてもらってラッキーでした。

無駄な抵抗も悪くないんじゃないかとさえ思えるから不思議(笑)

苦難を乗り越えて大成した世間の偉大な経営者のみなさんと僕が同じだとは言わないけれど、それぞれの方が危機的状況になったとき、無駄な抵抗をやめたり、自分について(そして宇宙や神様について)深く考えたのではないかというのはけっこう当たってるんじゃないかな。

日本の大企業を創った経営者って、神社を建てたり、出家したり、哲学の本を書いたりしてる人がたくさんいますからね。

これらを逆から考えると

わざわざ自分を危機的状況に追い込まなくても、無駄な抵抗をしない(流れに逆らわない)ことや、自分について深く考えてみることで、困ったことが起こらなくなるとも言えるのでは?

以上、無駄な抵抗はやめようというお話でした。

なにかの参考になればハッピーです。

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この記事を書いた人

タイヨシフミ タイヨシフミ オモシロタノシスト

オモシロタノシズム提唱者。
テーマは思考の二極化から解放の解放。

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