穴が空いたものには味がある(かも)

  • ダメージで穴が空いたジーンズ
  • 雨に侵食されて穴が空いたトタン屋根
  • 指で穴を空けた障子

穴が空くことで機能性とは関係ない意味が付加されますね。

元の機能性を有した物はあくまで素材。使われることによって新たな意味を獲得する。

どのようにして穴が空いたのか、これには壮大なストーリーが隠れていて、対象物を凝視することで、向こうから語りかけてくるかもしれません。

人間も経年変化で傷ついたり穴が空いたりしますが、同じように痕がつくことで意味が付加されていくと考えられます。そしてその痕が思考様式に影響を及ぼして、発する言葉に表れるとも考えられます。

経年変化の仕方は元の素材と置かれた環境によって変わると思います。相手に興味を持つことが出来れば、たわいもない会話の中にもその味わいを感じることが出来るでしょう。相互に興味を持てば、味わい深い、有意義な会話が出来ることでしょう。

そして「意味」や「興味」に「味」という字が使われているのは、このような味わいと無縁とは考えにくいですね。

それでは。

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この記事を書いた人

シゲタ ノリスケ シゲタ ノリスケ ビジネスデベロッパー、コンサルタント、オモシロタノシスト

好奇心が服を着て歩いてると言われる40代ビジネスパーソンです。オモシロタノシズムの社会実装を夢見て、今日もあれこれ考えています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 経年「劣化」だと文字から受ける印象がベースダウンですが、
    ・ダメージで穴が空いたジーンズ
    ・雨に侵食されて穴が空いたトタン屋根
    これって小さな積み重ねの結果なので、むしろベースアップですよね~。
    経年「変化」と表現しているところが面白いなぁと感じました。

    ・指で穴を空けた障子
    故意か事故か。
    これはどちらでしょうか?
    ん?どっちもいい?どっちでもいい?

    いずれにしろ妙味ですね。

    • ある人から見ると劣化していても、別の人から見ると熟成して見えることがありますね。

      確かに障子は触らずに放置しているだけですと、経年変化で穴が空くことはないでしょうね。誰かが空けたことになりますが、故意か過失かを裁くのは難しいですね。そういう意味ではジーンズのダメージと同じようなものですね。

      しかし、まだダメージ障子は市民権を獲得しておらず、空いてしまったら穴を修繕することになります。その際に花形の和紙で塞げば、花吹雪を表現することが出来ます。花吹雪を表現するという目的に、追加で穴を空けてしまいそうです。

      ・・・その衝動を抑える自信はありません。

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